看護師の資格を活かして子どもと関わる仕事ができる”保育園看護師”って気になるけど、やっぱり小児科経験がないと厳しいのかな?
仕事内容がいまいち想像つかないけど、わたしは向いているかな……。
保育園看護師になるのは難しくないですよ♪現役保育園看護師のわたしが、あなたの疑問にお応えします!
この記事では以下の内容で、あなたの疑問にお応えしていきます。
上記をわたしの実際の経験に基づいて解説していきます!
この記事を読むと、あなたの疑問を解決しながら自分が本当に保育園看護師になりたいのか、もっと違う職場がいいのか、自分の心と向き合うことができるはず♪
保育園に転職を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
保育園看護師になるには?
まずは保育園看護師になるには何が必要なのか、以下の内容で解説していきます!
それでは詳しく見ていきましょう♪
必要な資格は看護師資格だけ!
保育園看護師になるために必要な資格は看護師資格だけです。
保育士の資格はなくてOK!
私立保育園の場合は、厚生労働省により全園に看護師を配置するよう義務づけられています。
それに対して公立保育園の場合、現在子ども何人以上で必ず保育園看護師を配置しましょう!というような決まりはなく、あくまで”できれば配置しましょう”という状況です。
ただし、保育士不足への対策として、厚生労働省が特例として各園1人まで保健師または看護師を保育士としてカウントしてよいとしており、保育士募集の求人に「看護師、保健師、准看護師資格保有者も可」とされている求人が増えています。
わたしも上記のような求人で応募しました!
参考文献:厚生労働省|保育所等における保育の質の確保・向上に関する基礎資料
厚生労働省雇用均等・児童家庭局|保育所等における准看護師の配置に係る特例について
小児科や育児経験は必須ではない
小児看護や育児経験はあれば役立ちますが、必須ではありませんよ。
保育園側から小児看護の経験や育児経験を求められることは、ほとんどの場合ないでしょう。
ただ、看護業務だけではなく、以下のような保育業務も行う場合がほとんどなので、育児行為の経験は多くの場面で役立ちます。
看護については、実感として以下のような知識があると役立ちます。
わたしは小児看護の中でもICU系で主に循環器や心臓外科の子たちを見てきたので、育児行為以外で役立ったのは、小児の心肺蘇生法についての知識と”全身をアセスメントする力”くらいでしょうか……。
総合病院の小児科や小児看護でも感染病棟に勤務していた方は知識を活用しやすいでしょう。
アセスメント力もだんだん鈍ってきているのを実感してます(泣)
医療行為から離れる覚悟が必要
保育園看護師に転職した際、一番不安に思ったのは”医療行為がほとんどないこと”。
医療行為から離れる覚悟があるかどうかは大事だと考えています。
医療行為は、やはり実践していなければ感覚が鈍ってきますし、知識も抜けてきてしまいます。
そのため、果たして20代で保育園勤務をしてもよいのだろうかと、わたしもとても悩みました。
でも、今は転職エージェントやナースセンターなど、復職支援をしてくれる場所が存在しますし、ブランクがあってもやる気さえあればなんとかなる!と考え、今やりたいことに挑戦しようと決意できました。
あなたも医療行為から離れることになっても保育園看護師がやりたいのか、今一度考えてみてくださいね!
保育園看護師に向いている人とは
次にどんな人が保育園看護師に向いているのか、実際に勤務してみて感じたことをまとめてみました!
まずはチェックリストであなたは何個当てはまるか、チェックしてみましょう♪
では、ひとつひとつ詳しく解説していきますね!
子どもが好き
これが一番大切かもしれません。
子ども相手って、大人の思うようになんていかないし、視診ひとつにしろ大変です。
子どもが好きという思いがあれば、困りはするけどあまり苦ではないですが、子どもが好きでなかったらかなり大変だろうなと感じています。
わたしは子どもが好きなので、子どもたちの元気や可愛さに助けられている部分が大きいですね。
医療行為がなくてもやりがいを感じられる
医療行為がないとやりがいがないと感じる看護師さんもいますよね。
保育園では基本的には医療行為がないので、採血や医療機器の扱いなどがなくても全然大丈夫!という方でないとモチベーションの維持が厳しいです。
パソコンが使える
保育園看護師は以下のような資料作成で意外とパソコンを使う機会が多いです。
保健だよりは手書きでもよかったりしますが、マニュアル作成等ではパソコンが必須。
ワード、エクセルの基礎知識はあった方がよいですよ!
わたしは久しくエクセルを使用していなかったので、簡単な資料作成にかなり時間がかかってしまいました(泣)
いわゆる”雑務”を抵抗なく行える
保育園看護師の悩みとして多いのが、準備や後片付けなど看護業務以外の雑務が多すぎて不満だというもの。
大きな保育園の場合、なかにはほぼ看護業務のみという園もありますが、大抵の場合は看護業務よりも雑務や保育の割合が多くなるのではないかと思います。
隙間時間に看護業務を行うイメージですね。
保育園のいちスタッフとして、”雑務を抵抗なく行えるか”というのは大事なポイントのひとつです。
最近視診以外の看護業務の時間があまり取れず、作りたい資料がなかなか作れないのが悩み……。
看護業務より保育の仕事が多くても平気
雑務に加えてこちらも大事!
多くの場合、主に0歳児クラスの保育補助に入ります。
なかには看護師が0歳児クラスの担任になる園もあるようなので、入職前に確認しておきましょう!
遊びを見守ったり、食事の準備をしたり、育児行為を行ったりと、看護師とは言え保育士の役割を果たす必要もあることがほとんどです。
この”看護業務と保育業務の割合”は園によって様々で、この割合によって仕事内容も異なるので確認必須!
仕事内容については以下の記事で詳しくご紹介しているので、こちらも参考にしてみてくださいね♪
協調性に自信がある
看護師は基本的にひとりなので、保育士さんたちとの人間関係によってはどうしても孤立しやすいです。
Twitterやネット上の検索でも悩んでいる方が少なくないようですね。
ですが、わたしは実際に勤務していてそんなに孤独感を感じたことはないです。
わたしを含め、他の保育士さんたちも看護師だから、保育士だからというよりお互い園のいちスタッフとして、協力し合っているからなのかな?
ひとつ言えるのは”協調性は大事”ということ。
ひとりだけ異なる職業だからこそ、病院勤務よりもさらに必要かなと感じています。
給料が下がっても大丈夫
保育園看護師は日勤のみのお仕事で残業、休日出勤が少なめorほぼないなので、必然的に給料も低くなります。
ここが悩みどころですね(泣)
保育園看護師の給料は、正社員で月収20~30万、年収250~400万、パートで950~2,000円となっています。
ただ、都内など良い求人を見つけると病院勤務並みの年収だったりするので、地域や園によってかなり差があります。
がっつり稼ぎたいというよりは、自分が好きな子ども関連の仕事をして自分らしく働きたい、仕事による身体の負担を減らしたい、家族やプライベートの時間を大切にしたいという方におすすめできる仕事ですね。
保育園看護師の給料についてもっと詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください♪
参考 【2020年版】保育園看護師の給料ってどれくらいなの?徹底調査してみた!
まとめ:保育園看護師になるのは難しくない!やりがいのあるお仕事
今回は保育園看護師になるには何が必要なのか、どんな人が向いているのかをお話ししました。
この記事で、保育園看護師になるのは難しくないということが分かったことでしょう。
看護師の資格を活かしながら子どもに関わる仕事がしたい、できれば病院以外で働いてみたいという方はぜひ挑戦してみてくださいね♪
それでは今回のまとめです!
保育園看護師について、いろいろなことをまとめて詳しく知りたいという方は、ぜひ以下のまとめ記事を読んでみてくださいね♪
参考 保育園で働く看護師になりたい人向け徹底ガイド【現役が解説】
看護師の資格を活かした子どもと関わる仕事は、保育園看護師以外にもたくさんあります。子どもに関わる仕事をもっと知りたいという方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください☆彡