看護師の資格を活かして子供に関わる仕事がしたいんだけど、どんな仕事があるかな?
子育て経験を活かして子供に関わる仕事がしたいなぁ。何かわたしにもできる仕事あるかな?
この記事では、そんなあなたの疑問にお応えします♪
今回は、「看護師の資格を活かした子供に関わる仕事」を以下の内容で7つご紹介していきます!
この記事を読むと、看護師の資格を活かしつつ子供と関わることができる仕事について知ることができ、今後どのような職場で働くかを決める上で役立つはず♪
ちなにみこの記事を書いているayarinaはこんな人!
子供好きの看護師さん、子育て経験を活かしたい看護師さんはぜひ見てみてくださいね♪
看護師の資格を活かした子供に関わる仕事7選
今回ご紹介する「看護師の資格を活かした子供に関わる仕事」はこちらの7つ!
”看護師の資格を活かした子どもに関わる仕事”といっても、その特徴は様々です。
それぞれの特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
それでは詳しく見ていきましょう!
こども専門の総合病院
こども専門の総合病院は、対象が基本的に子供のみ(経過によっては大人も受け入れている)なので、どの病棟に配属されても子供と関わる仕事をすることができます。
総合病院の小児科だと、小児科に配属されないと子どもに関わることができないから結構狭き門だよね。異動もあるだろうし。
絶対子供に関わる仕事がしたいんだ!という人には、その点からもおすすめな職場です♪
ただし、「こども病院」や「小児医療センター」などと呼ばれている”こども専門の総合病院”は、全国でも数が限られています。
わたしが勤めていたこども専門の総合病院も、全国から小児看護をしたいという看護師が集まっていました!
研修制度や指導がしっかりしているので、アセスメント力をつけたい、多くの看護技術を身に着けたい、ずっと小児看護をしていきたいという方におすすめです♪
総合病院の小児科
総合病院に入職した場合、子供と関わることが出来るのは小児科(院内にある場合はNICU・GCUも)のみであり、その他の病棟に配属されると子供と関わる仕事ができないというリスクがあります。
しかし、全国的に数が限られているこども専門の総合病院と比べると病院の数は圧倒的に多いため、どの都道府県に住んでいても選択肢のひとつとして考えることが出来る職場です。
総合病院の小児科は、「小児科」という大きなくくりであるため、様々な科の疾患を抱えた子供たちを診ていく必要があります。
循環器から整形外科まで幅広い知識が必要になるため大変ではありますが、それだけ知識や技術も多く身に着けることが出来るでしょう。
総合病院の小児科は、一般的に多く見られる小児科疾患の知識や技術を身に着けることができるため、将来小児科クリニックや小児の訪問看護、保育園等へ転職したいから基礎知識をつけたいという方におすすめです♪
ただし、必ずしも小児科に配属されるとは限らないことを念頭に置いたうえで選択してくださいね!
小児科クリニック
小児科クリニックは、総合病院の小児科同様幅広い疾患の子供たちが訪れるため、多くの知識が必要な職場です。
風邪やインフルエンザ等の感染症から皮膚疾患、内科系疾患、外傷、食物アレルギー、メンタル疾患、乳幼児の予防接種等様々な症状や事柄に対応しています。
クリニック勤務の場合は、病院勤務では行わなかったような雑務(掃除など)も行う必要がありますよ!
わたし自身小さいころから長い間同じ小児科クリニックに通っていたので、今でもそのクリニックのことはよく覚えてます!
それぞれの子供にかかりつけ医が存在するため、成長を長期的に見守ることが出来るのも嬉しいですね♪
保育園看護師
保育園看護師は、病院以外で看護師の資格を活かしながら子供に関わる仕事がしたいという看護師さんにおすすめな職場です。
園児の健康管理が主な仕事ですが、医務室があって主に看護業務のみという園もあれば、0歳児クラスの担任を務めながら隙間時間に看護業務を行う園まで、その仕事内容は様々です。
入職前に自分が希望する働き方が出来る園なのか、仕事内容をしっかり確認しましょう!
病棟のような”自分の看護が命に直結する緊張感”がないため、比較的穏やかに勤務ができます。
職員に配る資料や保健だより、マニュアル作成など基本的なパソコンスキルは意外と必須!
小児の訪問看護
小児の訪問看護を行っている施設は全国的に数が少ないものの、気管切開や人工呼吸器など在宅で医療ケアが必要な子供たちが年々増加傾向にあることから需要が高まっています。
施設によってサポート内容は様々ですが、医療的なケアの他、多職種と連携をしてリハビリを行ったり、発達面・教育面でのサポートも行ったりと、多角面からサポートをしていくようです。
在宅で使用する呼吸器の管理や吸引、経管栄養、呼吸器ありの入浴介助、バイタルサイン測定など、こども専門の総合病院や小児科病棟勤務経験者にとってその経験を発揮できる職場のひとつですね!
重症心身障害児や医療的ケア児が通う児童通所施設
小児の訪問看護に加えて、重症心身障害児や医療的ケア児が通う児童通所施設の需要も高まっています。
ただし、こちらも全国的に数が少ないのが現状です。
わたしも重症心身障害児や医療的ケア児対象で未就学児の児童発達支援、就学時の放課後等デイサービスを行っている施設に見学に行ったことがあります。
小規模でアットホームな雰囲気でしたね。
看護師は一日1~2人配置で、PT、保育士、児童指導員等多職種で連携しながら子どもたちのサポートを行っていました。
時給が2,000円近くあったのも印象的!
重症心身障害児対象の入所施設
重症心身障害児対象の入所施設は、児童だけでなく成人も対象とした「重症心身障害児・者施設」としているところが多いです。
総合病院と同じく、配属先によっては大人が対象の場合もあるってことですね。
こども専門の総合病院勤務経験者で、重症心身障害児の看護・ケア経験が豊富な方は、転職先として考えるのもありです。
元小児・現保育園看護師が語る子供に関わる仕事の魅力と大変なこと
あなたはなぜ子供と関わる仕事がしたいのでしょうか?
やっぱり”子どもが好き”って気持ちが強いからかなぁ。
わたしもそれが一番の理由かなと思います♪ここからは、わたしがこども専門の総合病院と保育園で働いてみて実際に感じた「子供に関わる仕事の魅力と大変なこと」をご紹介しますね!
子どもに関わる仕事の魅力
やっぱりこの3つですね♪
”好き”があるから頑張れる
仕事ってどこかに”好き”があると頑張れますよね。
わたしの好きは「子供が好き」なので、子供に関わる仕事は大変なことがあっても”好き”がある仕事なので頑張れます!
子供好きの方にとってこれが一番大きい魅力ではないでしょうか♪
可愛さに癒されて、辛い時も精神的に救われる
もう何度救われたか分からないくらい、子供たちに助けられているなぁと日々実感しています。
上手く仕事ができなくて落ち込んだ時も、赤ちゃんにミルクをあげたり、子供たちと一緒に遊んでいると「あぁ、また頑張れるな」、そう思えるんですよね♪
成長を見守ったり、感じたりすることができるのが嬉しい
子供の成長を親御さんと一緒に見守ったり、感じたりすることが出来るのは、子供に関わる仕事の特権!
外来で久しぶりに見かけたとき、歩けなかった子が歩いていたり、喋っていたりする姿を見かけると感激してうるうるしていました(笑)
保育園勤務では特に0歳からずっと成長を見守ることができるので、首もすわっていなかった子が走り回ったり自分の名前を呼んでくれたりしたときには、嬉しくてたまりません♪
大変なこと
大変なことはそれぞれの仕事でいろいろあるけど、今回は特に大変だと感じたこの3つをあげてみました。
子供は上手く言葉にして伝えられないため、アセスメント力が必要
痛みや症状を伝えられる大人と違って、子供は上手く言葉で伝えることができません。
特に乳児は「お腹空いた」も「痛い」も”泣く”ことでしか伝えられなため、どうして泣いているのか考えながら看護や育児行為をしていかなければならないので、成人を対象とした仕事よりもアセスメント力が必要です。
ちょっとしたサインも見逃さないように、いつも神経をとがらせてましたね。
親御さんへの対応が難しい時がある
わたしは幸いモンスターペアレントと呼ばれるような親御さんを担当したことはありませんが、やはりそのような方もいらっしゃいます。
また、終末期や亡くなった子供の親御さんへの対応も、何年たっても慣れるものではないので難しいなと思います。
大切なお子さんに関することなので、親御さんとの関りはやはり難しいですよね(泣)
看護師の言葉ひとつで救われることもあれば、傷つくこともあるわけで……うん、難しい!
子供が亡くなった時のショックはとても大きい
これはもう想像以上にショックが大きいです。
新卒からもう9年ほど経ちますが、亡くなった子供たちのことは今でも忘れませんし、時々思い出します。
ショックなのは当たり前なので、業務に差支えがないよう、自分のケアをすることも大事ですね。
小児関連の求人は人気かつ少ないのが難点
「看護師の資格を活かした子供に関わる仕事」は、子供好きな看護師にとって”好き”を仕事にできるとても魅力的な仕事ですが、小児関連の求人は人気かつ少ないのが難点。
希少求人であるからこそ、できるだけ多くの求人から探せるよう工夫をしながら求人探しをしましょう!
今回は
の2パターンに分けておすすめな求人探しの方法をご紹介していきます♪
忙しくて転職活動に割く時間があまり取れないorプロに頼りたい人
忙しくて転職活動に割く時間があまり取れないorプロに頼りたい人におすすめなのは、”看護師専門の転職サイトを利用する方法”です。
なぜなら看護師転職サイトを利用すると、自分ですべき転職活動の多くを代わりにやってもらえて負担が少なく済むから!
こんなにサポートしてもらえるのは心強いね!
ハローワークやナースセンター、一般の求人サイトにはない非公開求人があることや、内部事情について教えてもらえるのも大きな強み。
自分に合った転職サイトを見つけるためにも2~3つ登録して利用してみて、最終的にひとつのサイトに絞るのがおすすめ♪
転職活動に割く時間をある程度確保できて、自分でも積極的に動ける人
転職活動に割く時間をある程度確保できて、自分でも積極的に動ける人は、”看護師転職サイト2つ+ハローワークやナースセンターでも探してみる”という方法もあり!
ハローワークやナースセンターは転職サイトと違って、病院や施設側が無料で掲載することができる媒体です。
コストをかけずに求人を掲載することができるため、なかにはハローワークには載っていて転職サイトには載っていない求人もあるのです。
転職サイトによっても載っている求人は違ってくるので、看護師転職サイト2つほどと併用してハローワークやナースセンターを利用するのは、できるだけ多くの求人を見るためにやってみる価値がある方法です。
ただし、ハローワークやナースセンターのサポートは転職サイトほど手厚くないため、単独で利用するのは自分への負担が大きくあまりおすすめできません。
転職に慣れている人ならあり!
看護師転職サイト以外で求人を探す方法とそのメリットデメリットについては、以下の記事を参照にしてみてくださいね。
参考看護師転職サイトは使わない方がいいって本当?【使うべきかが分かるチェックリスト付き!】
まとめ:看護師が子どもに関われる仕事はたくさんある!
今回は「看護師の資格を活かした子供に関わる仕事7選」をご紹介してきました。
看護の仕事ってとってもハードで身体的にも精神的にも辛いことが多いですが、自分の”好き”がある仕事は、「あっ、頑張れるかも!」となれるのが不思議ですよね。
今は成人の看護をしているけど、やっぱり小児に関わる仕事が諦めらきれない!という人は、ぜひ行動してみてください!
あなたに合う仕事が見つかりますように☆彡