こんにちは!総合病院で小児看護約6年経験後、現在保育園看護師をしているayarinaです♪
保育園看護師に転職した際、とても困ったのが”情報が少ない、聞ける人がいない”ということ。
きっと多くの保育園看護師さんが同じような悩みを抱えながら働いているのではないでしょうか?
そんな時、とても役に立ったのが今回ご紹介する本たち!
多くの保育園看護師さんが使っている定番のものから、現役保育園看護師のわたしが買ってよかったと感じた本まで、全部で4つの本をご紹介していきます。
初めての保育園看護師、本がなかったらどうしたらよいかわからなかったと思います。これから保育園看護師になる方、最近なったばかりの方、ぜひ参考にしていただけたら幸いです♪
本をご紹介する前に、入職前や直後、これに目を通しておくと必ず役に立つ「厚生労働省のガイドライン」も2つご紹介していきます。
このガイドラインは入職前に目を通しておくのがおすすめ♪それでは一緒に見ていきましょう!
本を読む前に、厚生労働省のガイドラインに目を通そう!
これからご紹介する厚生労働省のガイドラインには、保育園での感染症対策、アレルギー対応の基本事項がまとまっています。
入職前や入職直後、他の本を読む前にこちらの2つのガイドラインに目を通しておきましょう!
・保育所における感染症対策ガイドライン
→保育所における感染症予防の基礎知識、主な感染症についての知識、消毒方法など。消毒方法については、このガイドラインが基本にはなりますが、ガイドラインにあるような湯拭きや流水で洗うのみの園よりも、普段から消毒薬を使用している園の方が多いです。
・保育所におけるアレルギー対応ガイドライン
→アレルギー疾患についての基礎知識から、保育所における具体的な対応方法まで。60ページ以上ありますが、必要な知識がつまっています。
わたしも時々読み直すようにしています!
入職前はこれらに目を通しておけばOK!
結構ボリュームがありますが、保育園看護師として働く際に役立つ情報がまとまっているので、必ず読んでおきましょう。
もちろん余裕があれば本を購入して読んでおいてもよいですよ♪
現役がおすすめする、保育園看護師のお役立ち本4選!
わたしが実際に購入して活用している本3冊と、園で保育士さんにお借りして購入したいと思った1冊をご紹介していきます!
どれもあってよかったと思う本たちなので、ぜひ見てみてくださいね♪
今日から役立つ保育園の保健のしごと
保育園看護師の本と言ったらこれ!といってもいいくらい有名な本です。
「やるべきことがすぐわかる」と書いてあるように、保育園看護師の仕事が全くわからなくても、この本があれば具体的にどんなことをしたらよいのかがわかる本になっています。
入園時期の4月から翌年の3月まで、その時期に合った内容で、園児の健康管理について、けが・緊急時の対応、健康教育、保護者対応、職員指導等が詳しく記載されています。
わたしのように新設の保育園の場合は、看護師がどういった仕事をするのか、何も決まっていない状況から始まります。
右も左もわからない状態だったので、保育園看護師としてどのような仕事を行う必要があるのかが詳しく書いてあるこの本は、あってよかった本NO.1です!
保育園看護師の仕事内容は、新設の保育園でなくても教えてくれる人(前任看護師等)がいない場合が意外と多く、自分で考えて提案し、行動するといったスタイルが多いので、この本はかなり重宝しますよ!
保育園看護師であればぜひ持っておきたい、一番おすすめの1冊です。
0~5歳児ケガと病気の予防・救急まるわかり安心BOOK
こちらの本もおすすめしている方が多く、保育園看護師の間ではメジャーな本です。
保育者向けの本なので、内容もイラスト入りでとてもわかりやすい!
保育園で流行しやすい感染症についてや子どもが罹りやすい疾患、保育園で起こりやすい怪我とその対応方法などが書いてあります。
予防方法やケア方法のほか、保護者への伝達ポイントが記載されているのも嬉しい!
保護者への伝達は、わたしの園の場合基本的には担任の先生がおこなっています。
ですが、なかなか受診してくれないなど、看護師から伝えたほうが良いのではないかという事例の場合は、園長や担任の先生と話し合った上でわたしから伝えるようにしています。
担任からか看護師からかは園によって異なりますが、保護者の方へ話すのって緊張するし、話すべきポイントが書いてあるのは嬉しいですよね。
必要な知識は書いてありながらも簡潔にまとまっているため、「あれってどうだったかな?」とさっと調べ直したい時に便利です。
1冊目に紹介した本には感染症や疾患についてはあまり載っていないので、合わせて持っておくのがおすすめ!
小児科でよくみる症状・疾患ハンドブック:ナースが知っておきたい
こちらはあまりメジャーではありませんが、ひとつ前に紹介した本よりもさらに詳しく子どもが罹りやすい疾患や症状について知りたいという方におすすめ1冊です。
この本は小児科の看護師向けに作られた本なので、専門用語も多いですが、病態、診断・検査、治療や看護のポイントがわかりやすくまとまっています。
”小児科でよくみる”=保育園にいる子どもたちにも起こり得る症状・疾患ということ!
保育園は0歳児から通っているので、アトピー性皮膚炎が発覚した、喘息と診断されたなど保育園に通う中で何らかの疾患であると診断されるケースは少なくありません。
だからこそ、子どもに多い疾患については知識を深めておきたいですよね!
症状・疾患についての本で2冊目を探しているという方におすすめですよ♪
緊急ミニおたよりCD-ROOMつき 0~5歳児担任の病気+ケガガイド
この本は、保育士の方に見せていただいて購入を検討したいと思った本です!
保育園向けの病気・怪我の本ってイラストが多くて、写真が載っているものって結構少ないんです。
ですが、こちらは最初の方に罹患した際の写真が多数載っているので、各湿疹や感染症について実際に見た経験が少ないわたしのような方にとてもおすすめな本!
「この湿疹は感染症の心配があるものなのか、ないものなのか……?」こういう場面って思った以上に多いんですよね。
もちろん診断は病院に受診をして医師が行うものですが、「これはすぐに受診するべきかも」と判断できるよう知識をつけておくことは大切です。
その他にも緊急ミニおたよりとして、おたより形式で疾患について簡潔にまとめてあるページとCD-ROOMがついているので、保健だより作成にも役立ちます。
まとめ:保育園看護師の仕事は、厚生労働省のガイドラインと本を活用しよう!
保育園看護師は前任の看護師に教えてもらえる方や複数の看護師で仕事をしているという方は少なく、多くの方が自分で情報を得て自ら考え、提案、行動する必要があります。
今回ご紹介したガイドラインや本たちは、そんなわたしたち保育園看護師の味方になってくれます♪
保育園看護師は、同職種の方がいないことから孤独を感じやすいですが、本やガイドラインを上手く活用しながら一緒に頑張っていきましょう!
今回ご紹介した本はこちら!
保育園看護師についてもっと知りたい方は、こちらの徹底ガイドをご覧ください♪